動画制作で使われるトランジションとは?
「動画をカットしたり、つなげたりして編集しているけど、それ以外の機能って使っていないかも…」
そんなあなたにおすすめのエフェクトがあります。
それは「トランジション」です!
トランジションを使うだけでさらに印象に残るかっこいい動画に仕上げられるようになりますよ!
今回は「トランジション」の概要や種類、効果について解説します。
トランジションとは?
トランジションとは、カットとカットのつなぎ目や、場面の切り替えを自然に見せるエフェクト(効果)のことです。
前のカットから次のカットへ映像が移り変わる際に、そのつなぎ目をスムーズに見せたり、印象的に見せたりする効果があります。
多くの動画でトランジションが使われ、動画にアクセントをつけています。
(もちろん状況に応じて、トランジションを使わないでカット同士をつなぐこともあります。)
トランジションには、さまざまな種類のエフェクトがあり、それぞれ効果が異なります。各トランジションの効果を知っておくと、ここぞというときに適したエフェクトを使って、より印象に残るかっこいい動画に仕上げることができますよ。
次の章ではトランジションの種類について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
トランジションの種類
ワイプ
ワイプはページをめくるような動きで場面が移り変わります。
素早く画面を切り替え、動画にリズムを与えて、見る人の注意を引くことができます。
クロスディゾルブ
前のカットが暗転し、次のカットが浮かび上がって場面が切り替わるのがクロスディゾルブです。フェードアウトして、次のカットがフェードインしてく両名イメージです。
2つのカットが溶け合うように見えるので、場面転換を自然に行えます。
トランジションの中でもよく使われるエフェクトです。
ホワイトイン・ホワイトアウト
ホワイトインは、画面全体が真っ白になる状態から映像が浮かび上がる効果のことです。
一方でホワイトアウトは、画面全体が徐々に白くなっていく効果のこと。画面が真っ白になってから切り替わるため、別名「明転」とも呼ばれます。
ズーム
ズームは画面を拡大させて次のカットへと切り替えるエフェクトです。躍動感を与えたり、カットの切り替わりをかっこよく演出したり、色々な使い方ができます。
スライド・押し出し
スライドとは、次のカットが前のカットを押し出すようにして画面を切り替えるエフェクトです。画面を素早く切り替えるため、リズムやスピードを演出できます。
スピン(回転)
スピンは現在のカットが回転させながら、次のカットへ移り変わるエフェクトです。
スピーディーに場面転換をすることで、かっこいい印象を与えられます。
トランジションの効果
トランジションには、動画を魅力的にする効果があります。
具体的には、
- ●動画を華やかに演出する
- ●違和感をなくす
という効果があります。
詳しく見てみましょう。
動画を華やかさをプラスする
トランジションは動画に華やかさをプラスするという効果があります。
トランジションを使うことで、単調にカットが切り替わるよりも動きがつくため、視覚的に楽しめる映像になり、華やかさをプラスできるのです。
たとえば、人がカメラに向かって語りかける動画を編集する場合、どうしても映像は単調になってしまいます。そこで、話が切り替わるタイミングでトランジションを使用することで、映像に動きを与え、動画が華やかになります。
カットとカットの切り貼りだけで単調な映像が続く場合は、トランジションを使ってみましょう。動画に華やかさをプラスし、面白味のある映像に進化しますよ。
違和感をなくす
トランジションには違和感をなくすという効果もあります。
カットとカットが切り替わる際、画面がブツっといきなり切り替わると、唐突な印象や違和感が発生してしまいます。そこでトランジションを使うことで、カットとカットが自然に切り替わり、違和感をなくせるのです。
たとえば、朝の通勤シーンのカットのあとに、すぐ夜の退勤シーンのカットが入る場合、トランジションを使わないと唐突な場面転換をした印象を見る人に与えてしまいます。
そうした違和感をなくすために、朝の通勤シーンのカット後にワイプやホワイトイン・ホワイトアウトを使用します。そうすることで、「朝から出社して仕事をはさんで退勤をしているんだ」と見る人に理解してもらいやすくなるのです。
場面が大きく切り替わるときなどにも、トランジションは大きな効果を発揮するんですよ!
まとめ
今回は、トランジションについて簡単に解説しました。
トランジションの効果は偉大です!
あなたも、動画が単調になったり、大きな場面転換があったりする場合には、トランジションを使ってみてくださいね。