わかりやすい文章を作るフレームワークPREP法

オウンドメディアや自社のブログで記事を書く機会のある方は、PREP法の習得をおすすめします。

 

PREP法とは文章のフレームワーク。「Point (結論・主張)・ Reason(理由) ・ Example(実例、事例、具体例) ・ Point(結論・主張)」の順番で文章を構成する方法です。

 

実は、Web上の記事は基本的に流し読みされてしまいます。実際にWebユーザビリティ調査の第一人者、ヤコブ・ニールセンは以下のように語っています。

 

“月並みなWebページの場合、平均的アクセス中にユーザーが読むテキストの量は多くても全体の28%にすぎないという分析結果が出た。より現実的には、20%程度とみられる。”

引用元:https://u-site.jp/alertbox/20080506_percent-text-read

 

これは25名のユーザーに対し、いつものようにWebサイトを利用してもらったときの行動を記録した調査結果から明らかになった結論です。1000文字の記事の場合、ユーザーは200文字程度しか読んでくれない…ということになります。

 

こうした状況の中で、ユーザーにしっかりと伝えたいことを伝えるためには、PREP法の習得が必須です。PREP法には最初に結論が述べられています。結論から始まることで、ユーザーは次にどんなことが書かれているか把握しながら読み進められます。そうした読みやすい文章が書ければ、流し読みの中でも情報を掴んでもらいやすくなるでしょう。

 

今回は、オウンドメディアや自社のブログを執筆している方に向けて、わかりやすい文章を作るフレームワーク「PREP法」をご紹介します!

 

PREP法とは

PREP法とは、「Point ・ Reason ・ Example ・ Point」で構成された文章のフレームワークです。

 

具体的には、

 

Point:結論・主張

Reason:理由

Example:実例、事例、具体例

Point:結論を繰り返す

 

という順番で文章を展開します。結論から伝えることで、説得力のある文章をつくれます。

 

①Point:結論

まずは、最初に文章の結論・主張を書きましょう。

 

②Reason:理由

結論・主張を書いたあとは、その理由を伝えましょう。

 

③Example:実例、事例、具体例

ここでは「Reason:理由」を裏付けるような具体例や事例を出し、読者の理解を促しましょう。

ここでわかりやすい具体例を出すことで、読者に伝えたいことをイメージしてもらいやすくなり、結論・主張に説得力を持たせられます。

 

具体的には、

 

  • ●例え話
  • ●データや統計
  • ●Webサイトや書籍からの引用
  • ●体験談
  • ●第三者の声
  • ●サンプル例文

 

といったものが「Example」として使えます。

 

④Point:結論を繰り返す

最後に、一番はじめに書いた結論・主張を改めて伝えます。

 

PREP法の例文

PREP法の概要を理解したところで、PREP法を使った例文を見てみましょう。実際にPREP法を使っている文章を読むことで、使い方のイメージを描きましょう。

 

文章テーマ:社会人になってから大切だと感じたこと

Point:結論・主張

社会人になってから大切だと感じたことは、時間管理能力です。

 

Reason:理由

社会人になると、自分で自由に使える時間が減り、仕事や家事など、やらなければならないことが増えます。そのため、時間をうまく使い分けることが必要になるのです。

 

Example:具体例・実例

私は、ほとんど毎日朝8:00には家を出て会社に出勤し、夜の19:00ごろに退勤して20:00に家に着きます。そのあと自炊をして夜ごはんを食べ、洗い物や洗濯、掃除などをして、お風呂に入って寝る、という生活を送っています。

 

学生の頃は実家暮らしだったため、家事も仕事もする必要はなく、今ほど時間に追われていませんでした。

 

Point:結論・主張

このように社会人になるとやるべきことが増えるので、時間管理能力は社会人にとって必須だと思います。

 

文章テーマ:文章力の重要性

Point:結論・主張

文章力は、ビジネスの成功に不可欠なスキルの一つである。

 

Reason:理由

文章力は、ビジネス、マーケティング、広告など、多くの分野で重要な役割を果たします。文章を上手に書くことは、コミュニケーション能力を高め、アイデアや情報を効果的に伝え、説得力を持って意見を表明することができるからです。

 

Example:実例・具体例

例えば、ビジネス上のメールやレポートを書く際、文章力がないと誤解を招いたり、重要な情報が相手に伝わらなかったり、トラブルにつながる可能性が高くなり、ビジネスの成功に支障をきたしてしまうでしょう。

 

またマーケティングや広告においては、ターゲット層に訴求する文章を書くことが求められます。巧みな表現やストーリーテリングなどの技術を駆使し、消費者の心をつかむ文章力を身につければ、商品・サービスの売り上げ向上につながり、ビジネスの成功につながるでしょう。

 

Point:結論・主張

文章力を磨くことは、コミュニケーション能力や説得力を高め、様々な分野で成功するために不可欠なスキルである。

 

まとめ

Web記事を書く際には、「読者は流し読み程度にしか読まない」という事実を念頭に置いて論理的な文章を心がけましょう。その際に大活躍するのがフレームワーク「PREP法」です!

 

このPREP法を意識して書くと、誰でも結論ファーストのわかりやすい文章が書けるようになりますよ。ぜひ使ってみてくださいね。

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